Visa、2016年リオ・オリンピックでNFC搭載の指輪型決済システムを導入 スポンサー契約をしたTeam Visaアスリートに指輪型の端末を配布

06/06/2016

本リリースは 2016年6月2日米国にて発表されたリリースの抄訳です。

ご参照:https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.2174656.html


Visaの最先端技術により、オリンピック選手の競技場での決済が快適に


2016年6月2日、カリフォルニア州サンフランシスコ –Visa Inc.(NYSE: V、以下Visa)は本日、2016年リオデジャネイロオリンピックに向けた新しいイノベーションである、Visaアカウントでの決済を可能にする初の指輪型ウェアラブル端末を発表しました。オリンピック大会およびパラリンピック大会唯一の決済プロバイダーであるVisaはリオ・オリンピックで活躍が期待される世界各国の45名のTeam Visaアスリート全員に指輪型の決済端末を配布し、アスリートを通じてVisaのアクセプタンス、パートナーシップ、イノベーションの価値を伝えます。この指輪型決済端末は、NFC(近距離無線通信)を搭載しており、Team VisaのアスリートたちはNFC対応型決済ターミナルの近くで指輪をかざすだけで支払いを行うことが可能になります。

独特な決済手段を可能にしたのは、指輪型端末に組み込まれた重要な機能です。指輪にはジェムアルト社製の安全なマイクロチップを搭載した、マクリアー社設計の特許取得済みのNFC Ring®が使われており、NFCアンテナを内蔵することで非接触の決済が可能になっています。他の多くの決済用ウェアラブル端末と異なり、この端末は電池や充電を必要としません。また、水深50mまでの防水機能を備えているため、Team Visaの一員でありオリンピックの金メダリストでもあるミッシー・フランクリン(Missy Franklin)がプールから出てそのまま、つけている指輪で支払いを行うこともできます。

さらにVisaは、本日ニューヨークで行われたイベントにおいて、Visaの指輪型決済端末の最新プロトタイプを紹介しました。本バージョンはVisaトークンサービスにより提供されるトークン技術を使用しており、トークン化された初の指輪型決済端末となります。Visaのトークン技術により、16桁のカード番号といった重要な決済情報は一意のデジタル識別子に置き換えて決済処理されるため、実際の口座の詳細情報が表に出ることはありません。

Visaのイノベーション&戦略パートナーシップ担当のエグゼクティブバイスプレジデント、ジム・マッカーシー(Jim McCarthy)は、次のように述べています。「Visa初の指輪型決済端末により、当社の契約アスリートたちにスマートペイメントテクノロジーを利用した便利で容易な決済方法を提供することができます。この端末は、オリンピックの大会や世界各地で、目標とするユニバーサルなアクセプタンスを実現するために、Visaが常に革新し続けていることを示す最新の例と言えます。」

また、リオ・オリンピックでは、大会の場で様々な形でVisaアカウントの利用が可能になります。Visa Checkoutを利用した旅行の予約や計画、モバイル決済機能を使用した大会中の買い物、これらの両方が2016年リオ大会で初めて可能となり、アスリートやファンらは、オリンピック大会中スワイプ、タップ、ディップまたはクリックにより支払いができるようになります。

オリンピックで4度も金メダルを獲得したTeam Visaアスリートのミッシー・フランクリンは、次のように語っています。「オリンピック選手である私にとって、指輪は特別な意味を持っています。Visaの指輪型端末は、リオ・オリンピックに参加するすべての選手が持ちたいと願う画期的なイノベーションで、財布やカードを持たずに、競技後、直接買い物に行けるようになるなんて素晴らしいことです。」

オリンピック大会唯一の決済プロバイダーとして、Visaは、競技会場、プレスセンター、店頭(POS)、オリンピック選手村、オリンピックスーパーストアなど、すべての会場におけるペイメント環境とネットワーク全体の構築・管理の責任を担っています。リオ大会では、主要なオリンピック会場、米国オリンピック委員会のオリンピックハウス、コパカバーナメガストアでモバイル決済やウェアラブル決済が可能なNFC対応のPOS端末機を約4,000台設置する予定です。

ペイメント業界においてプラスチックからデジタルへの移行がますます進むなか、Visaとそのパートナーは、新しいテクノロジーを通じてシンプルかつより安全な購入体験を消費者に提供します。

 



ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。