Visa、B2Bフォーラム2025を開催
地方銀行と共に中小企業のカード決済の採用を推進し、企業の成長を支援
11/13/2025
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー、以下:「Visa」)は、2025年11月6日(木)に都内で「B2Bカード決済の動向・展望」をテーマとした初の「Visa B2Bフォーラム」(以下、“本セミナー”)を全国のVisaカードを発行する地方銀行および傘下のクレジットカード会社を対象に開催しました。セミナーには、50社を超える企業にご参加いただき、中小企業の経営におけるカード決済の可能性、B2Bカード決済を加速するための知見やVisaが提供する最新サービスをゲストスピーカーと共に共有しました。
日本の企業間取引の決済は年間 1,000兆円を超える取引額と巨大な市場にもかかわらず、その取引の多くが銀行振込で決済されており、カード決済の普及率は1%未満*1と、今後デジタル化が期待される分野です。Visaが委託し、2025年9月に実施した調査*2によると、国内の中小企業の3割超が、メインバンクとして地方銀行を選択しており、地域社会における地方銀行の強力な顧客基盤と信頼が伺えます。一方で、Visa法人カードの取扱高では、地方銀行のシェアはまだ限定的であり、今後の法人カード全体の成長の中で、地方銀行の法人カード事業には大きな成長の可能性があることを示唆しています。
Visaは、強力な地域ネットワークを持つ地方銀行と連携を深めることが、中小企業のキャッシュレス化を加速させる鍵であると考えています。今後は地方銀行と共に、中小企業におけるB2Bカード決済の普及を推進することで、地方銀行には新たな収益機会を、中小企業には経費精算の効率化やキャッシュフローの改善といったメリットをもたらし、双方の成長に貢献してまいります。
「Visa B2Bフォーラム」の概要
Visaからは、法人ソリューションズ本部長 松田 海が法人カードマーケットの動向について説明し、法人ソリューションズディレクター 細谷 淳司、マネームーブメントソリューションズディレクター 野塚 裕行からはお客様事例やVisaのソリューションを紹介しました。先日発表したB2B決済の重要性を裏付ける調査結果(Visa、サプライヤーから見たB2Bカード決済導入の価値に関する ホワイトペーパー日本語版を発表 〜カード決済導入による大幅なコスト削減と売上増加が明らかに〜 )の一部もご紹介しました。
また、本セミナーには、企業間決済の中でも特に中小企業向けに先進的なサービスを展開している企業をゲストスピーカーとしてお招きしました。イーエフピー株式会社 取締役社長室長 花田京様からは、「銀行の中小企業開拓を加速する法人クレジットカード推進術」について、株式会社LayerX バクラク事業部 パートナーアライアンス部 水野 広明 様からは「中小企業バックオフィスの課題と”AIエージェント”が切り開く未来」について、エメラダ株式会社 取締役兼COO / 共同創業者 古川直樹様からは、「お客様のメインカードになるために必要な法人カード与信」についてお話しいただき、中小企業にカード決済を推進するうえでの課題や今後の可能性について本セミナー参加企業のみなさまの理解を深めました。
参加者から寄せられた高い関心と前向きなフィードバックは、本セミナーの成功を裏付けるものでした。多くの出席者から「最新のB2Bの動向を知りえる良い機会だった」「できる分野からすぐに取り組みたい」とコメントをいただいており、Visaは今後もお客様への情報共有を継続し、中小企業向けのサービスについて認知を広げていく計画です。
Visaは地方銀行とともに日本の中小企業のB2B決済のデジタル化を一層後押し、地方の活性化に貢献していく考えです。
*1: 矢野経済研究所「クレジットカード市場の実態と展望(2024年)」および経済産業省「電子商取引に関する市場調査(令和5年度)」より算出
*2: 株式会社マクロミルに委託
【Visaについて】
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、 加盟店、金融機関や政府機関をつないでいます。Visaのミッションは、最も革新的かつ利便性や信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくは、Visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。