Visa、ステーブルコインの発行・移動・管理を
支援するプラットフォームを発表

07/17/2026

*本リリースは2026年7月16日に米国カリフォルニア州サンフランシスコにて発表されたリリース(https://corporate.visa.com/en/sites/visa-perspectives/newsroom/visa-stablecoin-platform.html)の抄訳です。  


Visa Stablecoin Platformにより、金融機関、フィンテック企業および決済サービス事業者は、Visaが提供する単一の環境でオンチェーン上のステーブルコイン業務を運用可能に。

2026年7月16日 米国サンフランシスコ ー Visaは、金融機関、フィンテック企業、暗号資産関連企業が、Visaが管理する単一の環境を通じてステーブルコイン関連サービスを利用できるよう設計された新たなエンタープライズ向けプラットフォーム「Visa Stablecoin Platform(VSP)」を発表しました。

Visaの広範な暗号資産戦略を基盤とするVSPは、金融機関、フィンテック企業、その他の決済事業者がステーブルコインの発行、保管、償還を容易に行えるよう支援するものです。まずは、Open Standardが最近発表した新たなステーブルコインであるOpen USDに対応します。VSPには、新たに導入されたWallet-as-a-Service を通じたオンチェーン・ウォレット基盤と、Open USDの発行および償還に向けた接続機能が含まれます。

Visaの最高製品・戦略責任者のジャック・フォレステルは、次のように述べています。「ステーブルコインは、プログラマブルマネーの新たな可能性を切り開いています。しかし、多くの機関にとって難しいのは、その概念ではなく、実際に運用するための体制です。Visa Stablecoin Platformにより、私たちはお客様に対し、Visaに期待される管理機能、セキュリティ、グローバルネットワークを備えた環境で、ステーブルコインの発行、移動、管理を行える仕組みを提供します。Visaは、ステーブルコインに対するお客様の関心を、実際のサービスや決済フローへとつなげられるよう支援します。」

Visa Stablecoin Platformは、Visaのネットワーク、リスク管理、不正検知機能とともに、さまざまなステーブルコイン機能やフローへの直接アクセスを提供します。これにより、機関は検討段階から実装段階へ、より確信を持って移行することができます。主な機能は以下の通りです。

  • Open USDへのアクセス: VSPはOpen Standardとシームレスに統合されており、Visaのネットワークサービスとともに、Open USDへの直接アクセスを提供します。これにより、クライアントはOpen USDの発行、償還、管理および移動を容易に行うことができ、信頼性の高い環境の中で法定通貨をオンチェーン化し、その運用を管理できます。
  • オンチェーン・ウォレット基盤: VSPは、さまざまな機関向けユースケースにおいて、ステーブルコインを財務、決済およびプロダクトの実運用に組み込むために必要なウォレット基盤、管理機能およびワークフローを提供します。
  • Visaネットワークとの統合: VSPは、ステーブルコインをVisaのネットワークおよびツールと接続できるよう設計されています。これにより、ユーザーは既存の決済フロー、財務業務および決済プロセスにステーブルコインを組み込むことができます。Visaの決済、財務および通貨関連ソリューションを利用している既存のVisaクライアントに対しては、現在利用しているワークフローやシステムにステーブルコインをシームレスに統合できる相互運用性を提供します。
  • 信頼性を重視した設計: VSPにより、機関はVisaが持つセキュリティと信頼性のもとで、ステーブルコインを扱うことができます。ユーザーは、あるユーザーが機密性の高い操作を行う際に、別の承認権限を持つユーザーが承認する二重承認ワークフロー、包括的な監査ログ、Wallet-as-a-Serviceにおけるセキュアなパスキーや送金先を制御する許可リストなどの機能を利用できます。これにより、業務運用に求められるセキュリティと管理を支援します。

VSPは、ステーブルコイン決済、ステーブルコイン連動カード、ステーブルコインを活用した資金移動など、Visaの既存のステーブルコイン関連サービスとの相互運用に対応します。これらを組み合わせることで、金融機関やフィンテック企業のオンチェーン参入を支援し、暗号資産プラットフォームがVisaのグローバルネットワークにアクセスできるようにする包括的なソリューションを提供します。


利用開始までの流れ

  • オンボーディングと運用: 機関は、Visaが管理するウォレットスタックにオンボーディングするか、既存のウォレットを接続することで、ステーブルコインの発行、償還、移動を一元的に管理できます。
  • 銀行口座と管理機能の接続: クライアントは銀行口座と連携し、承認、ユーザー、ポリシーを設定することで、誰がステーブルコインの移動を開始し、誰が承認できるかを管理できます。
  • ステーブルコインの発行・移動・管理: VSPは、Open USDを皮切りに、財務、決済、流動性管理のワークフローの一環として、ステーブルコインの発行、償還、保有、移動をサポートします。

VSPは、Wallet-as-a-Serviceを含め、まず一部のクライアントを対象にベータテストとして提供されます。これにより、ステーブルコインが各社の戦略にどのように適合するかを検討する初期機会を提供します。クライアントがユースケースを検証・改善する中で、Visaはそこから得られる知見を活用し、プラットフォームをどのように、どの市場へ拡大していくかを検討していきます。


【Visaについて】
 
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、事業者、金融機関や政府機関をつないでいます。Visaのミッションは、最も革新的かつ利便性や信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくは、Visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。