Visa、新規パートナーと共に、トークン化サービスによるペイメントセキュリティの強化やデータ漏えい被害の軽減へ

10/19/2018

Visaトークンサービスに新たなパートナー20社を迎えることにより、何千もの加盟店、何百万もの顧客にトークン化によるサービスを拡張

*本リリースは 2018年10月17日米国にて発表されたリリースの抄訳です。
ご参照: https://usa.visa.com/about-visa/newsroom/press-releases.releaseId.15891.html

2018年10月17日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ  -  Visa Inc.(NYSE: V、以下Visa)は本日、クレデンシャル・オン・ファイル(COF)トークンリクエスター向けの Visaトークンサービスの拡張を発表し、デジタルチャネルにおける消費者決済システムのさらなるセキュリティ強化に向け飛躍的な一歩を踏み出しました。

 

今回の拡張により、以下に列挙するアクワイアラ決済ゲートウェイやテクノロジーパートナーによる、自社の加盟店や顧客のためのCOFデジタル決済のトークン化が近日中に可能となる予定です。

Adyen、AsiaPay、Braintree、Checkout.com、Cherri Tech、CyberSource、Elavon、Ezidebit、eWAY、Fit-Pay、Giesecke
& Devrient、PayPal、Payscout、Rambus、SafeCharge、SecureCo、Square、Stripe、Worldpay、YellowPepper

 

EMVCoペイメントトークン規格に基づいて構築されたVisaトークンサービスは、個人の口座番号や有効期限といったカード保有者の機密情報を一意のデジタル識別子(トークン)に置き換えることにより、カード保有者の重要な情報を提示することなく決済が可能となるため、さらなるセキュリティ強化をもたらします。  セキュリティの強化に加え、期限切れやリスクにさらされたクレデンシャル情報は金融機関によりバックグラウンドでシームレスに更新されるため、消費者や加盟店による余計な手間がなくなります。

 

Visaカードの番号は加盟店やゲートウェイ・アクワイアラ・パートナーにとって一意のトークンに置き換えられるため、加盟店側にとっても、エコシステム内の別の場所で発生したデータ漏えいから保護され、セキュリティ強化につながります。

 

Visaのデジタル決済プロダクト担当 シニア・バイスプレジデントのアンサー・アンサリは次のように述べています。「本日、Visaトークンサービスに新たな20社のパートナーが加わり、彼らの抱える何千もの加盟店、何百万もの顧客にトークン化によるサービスを拡張できることになりました。今回の拡張により、当社の加盟店やパートナーは、デジタル決済においてさらなる進化や革新を遂げる可能性が広がります。デジタル決済を今以上に安全なものにすることは、Visaが何よりも優先する目標のひとつです。Visaとの連携を通じ、これらのパートナーはカード保有者のデータを保護し、デジタル決済の安全性を高め、消費者にとってフリクションレスな電子商取引を実現します。」

 

Adyenの北米プレジデントのカムラン・ザキ氏は次のように述べています。「当社が、決済ソリューションを提供するエコシステムにおいて、当社の世界中の加盟店をサポートし、Visaトークンサービスを提供できる最初のアクワイアラになることを嬉しく思います。Adyenを介してVisaネットワークトークンを使用することにより、クレデンシャル情報を保持する当社の加盟店は、セキュリティが強化されるだけでなく、不本意な繰り返し作業を削減し、新たな作業を追加することなくオーソリゼーション率を向上します。 」

 

Worldpayのチーフ・プロダクト・オフィサーのアシフ・ラムジ氏は次のように述べています。「Worldpayはあらゆるトランザクションについて、その完全性を確立することに尽力しており、本ソリューションは、当社独自のセキュリティやトークン化プロダクトと一体となり、統合されています。Visaのような会社と強力な関係を構築し、すべての加盟店をグローバル規模に押し上げることで、加盟店が顧客へのポジティブな体験を提供することができます。また重要な点として、Visaトークンサービスが利用可能となった当社の加盟店は、顧客データの保護を開始するために、個別に認証や承認を待つ必要がありません。」

 

Visa傘下CyberSourceのシニア・バイスプレジデント、アンドレ・マチカオは次のように述べています。「CyberSource トークンマネジメントサービスとVisaトークンサービスとの統合は、顧客に新たなデジタル決済体験を提供し、あらゆるチャネルでコンシューマーエンゲージメントを深めようとする当社の取り組みにおいて、非常に画期的です。これらのサービスが統合されたことにより、加盟店に新たな価値を提供するとともに、今後のVisaトークンサービス、特にクレデンシャル情報のライフサイクル管理における機能拡大へのアクセスを容易にします。カードの紛失、盗難、または期限切れの際、動的にクレデンシャル情報を更新することで、顧客体験を向上し、コンバージョン率を引き上げます。」

 

2014年のVisaトークンサービスの提供開始以来、当社は、40もの市場にまたがるモバイルやウェアラブル端末メーカー、イシュアウォレット、オンライン加盟店、決済サービスプロバイダー、アクワイアラといった、世界中から60を超えるトークンリクエスターをトークンプラットフォームに追加してきました。  さらに20の加盟店、アクワイアラゲートウェイ、トークンリクエスターを追加することにより、より世界的な規模へと発展し、従来のeコマース取引とクレデンシャル・オン・ファイル取引の双方において、Visaが目指すオンラインやモバイル決済におけるセキュリティや利便性の確率をサポートします。

 

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